太陽光事業者が事業再構築補助金に挑むのは難易度高し

経営

事業再構築補助金!コトトロです。

 

持続化補助金の完了報告をしたのが約2か月前。

何の連絡もないので報告書が届いてないんじゃないかと思い電話してみました。

結果としては、届いているが大量に処理をしているのでまだ手が付けられていないとのこと・・。

遅いのはいいんのですが、届いてる連絡くらいほしいですよね(-_-;)

 

今日は事業再構築補助金について書いていきます。

 

 

事業再構築補助金とは?

新分野展開、業態転換、事業・業種転換、事業再編又はこれらの取組を通じた規模の拡大等、思い切った事業再構築に意欲を有する中小企業等の挑戦を支援してくれる補助金です。

↑HPに書いてあることそのまま引用

 

通常枠でも補助金額上限6000万円なので、一度は検討された方も多いのではないでしょうか。

こちらの補助金、今までの補助金とは難易度が桁違いだと思ってまして、がっつり内容理解しておかないと大失敗の予感がします。

 

こちらに詳しく書かれているので参考にしてみてください。

事業再構築補助金 (METI/経済産業省)

 

 

太陽光事業者が事業再構築補助金を利用できるのか

そもそも、前提として

申請前の直近6カ月間のうち、任意の3か月間の合計売上高が、コロナ以前の同3か月の合計売上高と比較して10%以上減少している

必要があります。

 

太陽光事業だけをしている方は、この第一ハードルだけで脱落する人は多いのではないでしょうか。

私は別の事業も並行で進めているので、なんとかなりそうですが、それでもギリギリ。

電気供給業が売り上げのメインだと厳しいですね^^;

 

第一ハードルを突破した後に待ち迎えている第二ハードルは、補助金対象経費の種類。

太陽光関係だと不動産への転換を目論む方も多いと思いますが、今回の事業再構築補助金は不動産の売買はNGです。

 

 

建物の建設費はOKなので、土地を持っている方はなんとかできそうですね。

第二ハードルをクリアした後に待っているのは第三ハードル。

固定価格買取制度にからむ事業はアウトという内容です。

 

 

発電大家さんが書かれているように明確に「固定価格買取制度」と書かれているので、重複するような事業はアウトです。

例えば、FIT制度の元電気供給業をしている事業者が、nonFITへの事業転換とか。

どうあがいても通りません(-ω-)/

 

まだまだ終わりませんよ、次の第四ハードル。

太陽光事業者が主な「業種」を変えて申請するのは無理だとわかったところで、考えるのが「事業」を転換できないか。

 

例えば、私であれば太陽光の発電事業からリフォーム業への転換。

こうすると、モリモリと申請内容が浮かんできてなんとか形にできそうな気がします。

 

しか~し、ここで現れるのが第4ハードル。

「売り上げ高構成比要件」です。

 

なんのこっちゃ?と初め思いましたが、しっかりと資料に書いてあります。

売上高構成比要件とは、「新たな製品などの属する事業(又は業種)が売上高構成比の最も高い事業(又は業種)となること」をいう。

 

・・・・

アチャー(ノ_< 😉

 

先ほどの例で言うと、リフォーム事業が太陽光の売り上げを3~5年で超えないといけなくなります。

私は法人の太陽光事業売り上げ約1700万円。

個人では約500万円なので、どちらにせよリフォーム事業で太陽光の売り上げを超えるには厳しい・・。

 

いや、本気でやれば個人の売り上げは超えられるかも・・。

本気でやる気あるの?自分。

 

という押し問答が繰り広げられ、なかなか前に進んでいかない状況ですw

 

これが太陽光事業からの転換でなければ、「新分野展開」の進め方が選択できるのでいくらでも考えが浮かぶのですが、既に国からの恩恵を受けているFITはダメーと書かれてしまっているので難しいところですね。

 

 

補助金を知ろう

だいぶ内容はすっ飛ばして書いてしましましたが、ざっくりご理解いただけたでしょうか。

太陽光事業者が使う補助金としては事業再構築補助金はかなりハードルが高いです。

 

難易度が持続化補助金の比ではないので、自分が使える時間と相談して、無理そうならチャレンジしないという判断も賢いかもしれませんね。

他の市が独自にしている補助金関係は申請するだけで通ることもあるので、自分が事業をしている市町村が出している補助金制度はくまなく調べることをおすすめします。

 

「補助金 〇〇市」の検索ワードだけでもかなり情報が出てきますよ!

ではでは(‘ω’)ノ

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コメント

  1. ちりつもダンク より:

    僕も事業再構築補助金は投資家ではなくガチの事業者のみを支援しようという意図を強く感じます(^^)

    事業転換で進めようとすると、結局売上高構成要件が1番ヤバいですよね(笑)
    太陽光なら、別法人か個人に売却してしまえば構成比は達成できますけど、そんなインチキ?を事業計画書に書ける訳がないという😂
    妥当な理由をつけて、それぞれの事業毎に分社化するとでも書くとか。。。

    • コトトロ コトトロ より:

      売上高構成要件やばいっす^^;既に諦めモード・・。
      不動産事業がメインの法人一つ持っていれば良かったな~と今頃になって思います。

      そういう意味でチリツモさんは取り組みやすいですね!
      レンタルスペースや民泊であれば申請通るはずなので。
      土地がないと難しいかもしれませんが・・