CF!コトトロです。
太陽光発電所を10基所有してセミリタイヤをしています。
先日、下記のツイートをしました。
太陽光の10基目が現金買いになった結果年間税引き前CFが835万になりそう。
先端設備導入計画申請使って150万円節税できている効果が大きい!さらに節税すれば手元に800万は残るわけだ
年間300万で生活すれば500万はキャッシュが増える(3年限定)
やっぱり不動産より太陽光をすすめたい☀️
— コトトロ☀️太陽光セミリタイア生活中 (@kototoro31) November 22, 2019
このツイート嘘書いてしまいました。
私は課税事業者なので、消費税の支払いがあります。
10基で約2000万円程度の売電売り上げなので、200万円近い消費税を日本国に納税します( ;∀;)
ツイートの反応が多かったので、サラリーマンが10基購入するとキャッシュフローがいくらになるのか書いていきます。
サラリーマンが太陽光発電所を買う基準
サラリーマンでも地上げ+材支給という事業家並みの荒業をやりとげる方がいます。
いつも思うのですが、サラリーマンやりながらそこまで出来る人は本当にすごい、尊敬します。
利回り15%オーバーになるので、私のような弱小投資家は近寄りたくても近寄れない世界です。
では現実的にサラリーマンが太陽光発電所を購入する時、何を基準にすればいいのか。
これはあくまで私の個人的な意見ですが、年間のキャッシュフロー値が最重要です。
というのも、WEB上で集客し売られている発電所の多くは表面利回りが当てにならないからです。
たとえ表面利回りが11%を超えていても、高額なメンテナンス契約が必須とされていたり、シミュレーションが間違っていたり、たまに土地代が入っていない(笑)案件もあります。
そこで唯一指標となるのが、自己シミュレーションからの年間キャッシュフロー値。
人によって生き方が違えば目指すところも変わる為、基準金額は変わりますが、心の安定を保ちながら発電所の運営をしたい場合は年間50万円を超えるキャッシュフロー金額を推奨しています。
基準が決まれば妥協しなくなるので、自然と売電単価20円台で表面利回り11%程度、自己資金1~2割という目線になってくるはずです。
この基準までこないと冬がきついです。
最悪持ち出しが発生して、気温だけでなく心も寒い冬を20年間過ごすことになります。
10基所有した時のキャッシュフロー値
参考までに、サラリーマンが2年間太陽光のことばかり考えながら発電所10基所有した場合のキャッシュフロー値を書いておきます。
ツイートしたように年間835万円程度のキャッシュフロー値(税引き前)になりそうです。
私は1基目の発電所は経営力向上計画申請、2~10基目は先端設備導入計画申請をして年間150万円程度償却資産税がかからないように進めました。
結果論ですが、すべての発電所で申請が通ったのでラッキーでしたね。
後は10基目が現金買いになったこともCFを押し上げました。
さらに保険、遠隔監視装置、フェンスを極限まで安くするなど、自力で努力しキャッシュフロー値を改善しています。
土地から上げている人から見れば笑ってしまうCFなのはわかっていますが、サラリーマンとして「いかにスピード感を持って発電所を拡大していくか」に主眼を置いて進めてきました。
ツイートした後に気付きましたが、私は課税事業者として消費税を払う義務があるので、実際に手元に残るのは年間835万円のキャッシュフロー(税引き前)の中で600万円程度(税引き後)の予定です。
年収1000万円のサラリーマンが住民税、所得税、社会保険料を引かれると丁度600万円程度になります。
一人の優秀なサラリーマンが文句言わずに自分の為に働いてくれている状態を作り出していることになりますね。
太陽光のことをず~と考えてました
2年前から太陽光投資に取り組み始めて、冗談抜きでず~と太陽光のこと考えていました。
無理に頭を働かしているわけではなく、楽しいので自然と頭の中が太陽光だらけになります。
タイヨウコーズハイの状態です。
この気持ち、ブロガーさんとか一部の人はわかると思うんですよね(^-^;
ハイになるとイケイケドンドンになるので、自分の決めた基準を下げてしまったり、自己シミュレーションが疎かになる人が出ます。
これ絶対ダメ!
冷静になって、年間キャッシュフロー値を確認してみて下さい。
出来れば紙に書いて壁に貼り出すといいですよ。
そうすればむやみに10%台の発電所購入しなくなります。
■人に決めてもらうのではなく自分で決める
■自分で決める為の基準を持つ
■基準を決める為の知識を付ける
この3点が大事ですね!
コメント
はじめまして。
大変参考になる記事ばかりでした。
まだ読み始めたばかりで全部読めてませんが(–;)
1つ質問なのですがコトトロさんは
太陽光の規模的にはいくらぐらいで50万円のキャッシュフローの基準を置いてるのでしょうか。
しんさん
サイドバーを見ていただければ規模感はわかりやすいかなと。
1基当たり200万円以上の売り上げを上げる発電所を集中的に狙っていました。
太陽光は草刈りなど、それなりにメンテが大変なので、60kW以下の小さな発電所はおすすめできません。
と言いつつ私も60kW以下1基所有していますが(^-^;
>自分で決めた基準を下げてしまったり
まさにその通りで、基準を下げたくて仕方がない今日この頃です。
妥協したくなっては、踏み留まる、この繰り返しな気がします。
・・・特に我々のような分譲販売で拡大する事業家にとっては(^-^;
マナティさん
基準下げたくなりますよね~。
私も4基目がなかなか出てこない時に10.5%でもいいかな~と考えながら案件探してました。
自己シミュレーションしてキャッシュフローが出ない事実を見て思い直すの繰り返し(^-^;
コトトロさんにも基準を下げたくなる時代があったのですね(^-^;
ここまで我慢してきたので、10%台での妥協はしていられない。
拡大できなくても、自身の基準だけは守りたいと思います(^-^)b
こんにちわ。いつもブログ拝見してます。
ひとつ質問ですが
私は課税事業者として消費税を払う義務があるので、実際に手元に残るのは年間835万円のキャッシュフロー(税引き前)の中で600万円程度(税引き後)の予定です。
3年後はここから償却資産税150万程度引かれて純手残りは450万くらいということでしょうか?
雨男さん
こんばんわ。
ご質問に回答します。
3年後は法人が簡易課税事業者、個人が免税事業者へ移行します。
すると、トータル10基の売電収入2000万円に対する消費税は50万円程度になります。
(簡易課税だと税率3%が法人所有の8基分にかかる)
従いまして、835万円のキャッシュフローのうち、消費税としての支払いが50万円、償却資産税が150万円程度になり、差し引き635万円。
後は節税次第ですが、法人税を35万円支払うとして残りは600万円の予定です。
つまり、初めの3年間と3年後の手残りは結果的に同じ水準で推移します。
後は恐怖のインボイス制度次第ですね・・。