パワコンエラーの原因判明!施工不良を疑おう

太陽光発電

原因判明!コトトロです。

 

約1週間前に発生したパワコンエラーのトラブル。

原因がわかり、無事復旧しました。

 

原因と思うところを書いていきます。

 

 

技術者さん達からアドバイスをもらう

途中で落ちてまた復活しているパワコンが1台ありました。

謎の動きを見せているので現場に直行。

 

パワコンのエラーコード表示はE-3。

U相系統不足電圧エラーでした。

 

なぜU側だけ電圧が低下??

直流から交流に変換するときに問題が起きている??

パワコン交換するしか手はないのか・・??

 

現場を観察してわかったのは主幹ケーブルと子ブレーカー(2次側)に繋がるケーブルのジョイントが焦げている事。

触るとバチバチ音が鳴ったので、これは自分で触らない方がいいと判断し作戦を考えました。

 

私は頭を整理したいときによくブログの記事を書きます。

その時に書いた記事がこちら。

パワコン故障!保証期間外!ピンチを乗り越えろ
最近ブログ更新頻度を下げ、PV数の変化を見ていました。 どうやらブログを更新しなくても大きくPV数が下がらない仮説は正しかったようです。 今後は、書きたいときに書くスタイルに切り替え、Twitterをメインにしていきます。 今日はピンチが到来した話です( ;∀;)

 

ありがたいことに技術者である坊主さんが貴重なコメントを書いてくれました。

 

子ブレーカーからの線を一括圧着している部分の圧着が甘く、気温の変化で1本繋がったり外れたりしている状態かなと思います。

メイン→子の配線触ったらバシッとなるとか、焦げてるという症状からしても圧着不良なら納得がいきます。

エラー発生中に子ブレーカー部分でU-O、O-Wで電圧測ってみると切り分けできるかと思います。
圧着甘いならU-Oは数Vになりますので。

あと、そんな状態なら焦げた配線は引っ張れば多分抜けます。

と、ドヤ顔で書いていますが、違ったらゴメンナサイ!

作戦C:施工不良なので、施工店に対応してもらうに一票!

 

なるほど!

その理屈であれば確かにパワコンにU相系統不足電圧エラーが出ていることが納得できます。

圧着不足⇒気温の変化で1本繋がったり外れたり⇒電圧低下をパワコンが感知⇒U相系統不足電圧エラー

 

yukiさんからは「焦げが出てるのであれば保険適用できそう。パワコンの機種とエラー内容によっては再起動ではリセットされず別途リセット手順を踏む必要がある」

Kさんからは「パワコンってそんなに簡単に壊れない。現実はストリングや配線の問題かも」とアドバイスをいただきました。

 

皆さまありがとうございますm(__)m

 

皆のアドバイスを元に施工店へ修理依頼。

施工保証の1年を1か月超過している為、企業理念がない会社であれば対応しないかも、、

と考えてましたが、「今まで様々な迷惑を掛けているので無償で対応します」との返答。

私が立ち合いの元、修理をすることになりました(任せておけない・・)。

 

 

原因判明!

現場で原因究明です。

こういうのは修理だけでなく、原因をはっきりさせるのが大事。

 

主幹ケーブルと子ブレーカーに繋がるケーブルのジョイント部分に巻いてあるテープを剥がし、状況を確認しました。

写真はあえて載せません。

保険に悪用するヤカラがいるそうなので・・。

 

坊主さんの推測通り、スリーブは圧着されているものの、ケーブルが1本簡単に抜ける状態です。

焦げもその周辺から発生。

切り取ったBスリーブを写真に撮りました。

 

向かって左側はケーブルが1本抜けていた方。

右側が主幹ブレーカーに繋がる側です。

 

電気の技術者さんであれば、右側の圧着場所がおかしいと指摘すると思います。

現場でじっと見ていてわかったのですが、ケーブルの距離感に無理がありました。

Bスリーブに繋がっているケーブル同士の距離が足りず、無理に引っ張り押し込んでいる。

 

ケーブル長に余裕がない為、Bスリーブにケーブルを押し込みにくく、ケーブル1本押し込みきらずに圧着してしまった⇒圧着不良。

圧着不良の為、外れかかったケーブルが温度変化で付いたり外れたりしていた。

それを感知したパワコン1台が電圧低下エラーを発生させた。

これが今回の原因です。

まさに坊主さんの推測通り、技術者さんはすごい!

 

前から気になっていたのは集電箱の狭さです。

端子台を設置する余裕すらないので、圧着施工しか選択肢がなかったのだと思います。

集電箱に余裕があれば端子台を使えて施工不良の確立も下がるはず。

 

う~ん・・集電箱の大きさには企業姿勢が出るな・・。

10基目の発電所は集電箱の大きさまで販社に確認してから施工してもらいました(笑)

うるさいお客ですね~(^-^;

 

 

当事者意識で取り組もう

いやはや、何かとトラブルを起こしてくれるこの業者さん。

本来なら修理をお願いして結果を聞けばいいのですが、全てを任せておけません。

 

自分で原因を確認する。

原因を元に最適な修理をしてもらう。

問題なく復旧したか自分で確認する。

同じ業者で施工した発電所も点検する。

 

全てを業者さんに任せず、自分の知識や見解を増やしながら成長していく。

電気の素人だからと言って全てを委ねると後で痛い目にあうと思っています。

 

太陽光事業は最低20年続ける人がほとんど。

分譲発電所を作り続けた投資家さんは電気に疎い方も多いと思いますが

大きく人生計画を狂わせない為にも当事者意識を持って取り組んでいきたいですね。

 

今回アドバイスいただいた皆様ありがとうございました!!

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コメント

  1. yuki2822 より:

    無事、持ち出しなく解決できそうでよかったです。

    保険効きそう⇒自分で頑張る必要無し

    で思考停止してしまいました。。失礼しました。

    電圧や電流に関する事象なので、内部を含む電路をまずは疑うべきですし、
    触ってバチバチで、緩みや抜けかかりに当たりを付けるべきでしたね。

    勉強になりました。ありがとうございます。

    でも、これでまた、コトトロさん1つバージョンアップですね!

  2. コトトロ より:

    yukiさん、とりあえず無事復旧して安心しました〜。

    ジョイント部分はテープで巻かれていたので中の状況が想像出来ず、原因も推測出来ず…。

    トラブルは起きて欲しくないですけど知識が強制的に増えるので全てが悪いわけではないですね。
    まだまだヒヨっ子なのでバージョンアップ繰り返します。

    いつも助言ありがとうございます!