出力抑制のリスクを避けるには原発の廃炉状況を観察しよう

太陽光発電

廃炉!コトトロです。

九州電力で出力抑制が実施されました。

太陽光投資にとっては避けられない問題です。

今後、投資家が何をどう判断していくか。

リスクのない事業を続けていく為にも真剣に考える必要があります。

 

出力抑制とは?

まずは基本的な知識です。

太陽光における出力抑制とは、電力会社が発電事業者に対して発電設備からの出力を停止または抑制を要請する制度のことです。

電気は使う量「需要」と発電する量「供給」のバランスを保つ必要があります。

・需要が多すぎれば電力不足で周波数が低下。

・電気の供給量が多すぎれば周波数が上昇。

需給バランスが崩れると、電気設備が不調になり大規模停電に陥る可能性が出てきます。

電力会社としては大規模停電を避けたいのです。

 

原発の状況を確認

続いて、日本の原発状況を確認しておきましょう。

経産省が出している資料の抜粋です。

 

原子力政策の状況について|資源エネルギー庁
経済産業省・資源エネルギー庁のホームページです。原子力政策の状況について。

全体的に、西日本は再稼働原発が多く、東日本では廃炉決定・検討中の原発が多いことがわかります。

今回、出力抑制が実施された九州では再稼働している原発が多いですね。

九州は日射量に恵まれている為、太陽光設備も多いので、電力エネルギー過多の状態になりやすい地域です。

 

出力抑制の可能性が高いエリア

九州電力、四国電力、沖縄電力。

出力制御への対応がアナウンスされているエリアです。

将来的に出力抑制がされると考えておいた方がいいですね。

 

北海道電力、東北電力、北陸電力、中国電力

出力制御対応パワコンの設置義務があるエリアです。

つまり、九州、四国、沖縄に続いて出力抑制の可能性が高いと言えます。

可能であればこのエリアも避けた方が無難です。

 

東京電力、中部電力、関西電力

出力制御対応パワコンの設置義務がないエリアです。

現在、太陽光設備を設置するにはベストの地域です。

しかし、未来はわからないので出力抑制の可能性がゼロではないかもしれません・・。

 

太陽光投資で検討すべきこと

当然、出力抑制が起きにくいエリアで太陽光設備を所有することがリスクを減らす方法です。

ベストは東京電力、中部電力、関西電力。

九州電力管内では太陽光投資をするのは非常にリスクが高いです。

福島原発が廃炉の方向に進んでいる状況では、東京電力管内で太陽光設備を所有することが出力抑制リスクに対する対策になりそうです。

東京電力管内では電力需要も多いですからね。

(結局は需要と供給のバランスなので、再稼働原発が多い=出力抑制を受けやすいと単純に判断を下せませんが)

 

未来は予測不可能

未来はわかりません。

東京電力管内でも出力抑制が実施される可能性はゼロではないです。

では、リスクがあるから何も行動しないのがいいのでしょうか?

自由を目指すコトトロは大反対です。

・リスクを取るところは取る

・リスクは取り過ぎない

・リスクバランスを意識する

リスクに対する考えを自分なりに持ち、自分で判断を下せるようになりましょう。

では、どうすれば判断を下せるのか。

はい、知識を付けるしかありません!

知識は身を助けます。

間違ってもエイヤ!と投資はしないようにしましょう。

どこの原発が廃炉になるのか。

どこの原発が再稼働するのか。

原発の動向を追うだけでもリスク判断しやすくなります。

今後も原発を注視していきましょ~(+_+)

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