知識武装!コトトロです。
自分の不勉強さを反省し、今更ながらブレーカーの勉強をしています。
忘れないように今日は備忘録として残します。
きっと役に立つ人がいるはず。
ブレーカー落ちが頻発する場合
さて、勉強した内容を書いていきます。
まずはブレーカー落ちが頻発した時に原因と考えられること2点。
①ブレーカー容量がギリギリになっている
②設置場所が悪い
それぞれ確認していきましょう。
主幹ブレーカーが容量ギリギリになっていないか
単相100/200V(発電電圧は210Vとする)
パワコン出力5.5kWが9台の場合。
5.5kW×9台×1000=49500W
電流は I=49500W÷210Vで235.7Aとなる。
安全率1.1を掛ける。
235.7A×1.1=259.27A
この時点で、主幹ブレーカーは250ではなく、300Aとするのが適正。
温度や過積載を考慮し、安全率1.2を掛ける。
235.7A×1.2=282.82A
同様に300Aとするのが適正。
子ブレーカーが容量ギリギリになっていないか
単相5.5kWの場合。
5.5kW×1000=5500W
電流は5500W÷210Vで26.2Aとなる。
安全率1.1を掛ける。
26.2A×1.1=28.82A
30Aの子ブレーカーではギリギリの設計で黄信号。
温度や過積載を考慮し、安全率1.2を掛ける。
26.2A×1.2=31.44A
30Aの子ブレーカーでは赤信号。
40Aの子ブレーカーが適正。
単相5.9kWのパワコンでは
5.9kW×1000=5900W
電流は5900W÷210Vで28.09A
安全率1.1を掛ける
28.09A×1.1=30.89A
この時点で30Aでは危険。
気温や過積載を考慮すると、夏の高温時ブレーカー落ちの危険は非常に高い。
設置場所が適切か
温度が上がりづらい位置にブレーカーが設置されているか。
周囲の温度が60℃を越える場合、定格電流は90%の補正率で検討する。
例:30Aブレーカーでは、90%を掛けて27A
例:300A主幹ブレーカーでは270A
知識武装すべし!
いざという時に頼りになるのは知識です。
業者の言う事は正しいのか。
理論的に問題ないか。
判断する為には自分で知識を付けないといけません。
今回、ブレーカーが落ちたことで、自分の電気知識の無さを思い知りました。
今後30年間発電所を運営をしていく為には、最低限の電気知識は必要です。
全ては自己責任!
肝に銘じて進めていきます。
コメント