太陽光投資で失敗したこと(土地価格編)

太陽光発電

土地値失敗!コトトロです。

 

久しぶりに書きます失敗したことシリーズ。

以前はパワコン選定、防草シート、固定資産税について書いた記憶がうっすらあります。

今回は土地の価格編です。

 

失敗?とまでは言い過ぎですが、自分なりに思うことを書いていきます。

 

 

太陽光用の土地評価はどうなる?

最近はTwitterでBS議論があり、大変勉強になりました。

まだベールに包まれている(?)やまもんさんと現役バンカーであるベカンさんには感謝ですね。

 

格付け評価と保全評価では太陽光設備について評価方法が異なる事。

保全評価ではゼロ評価となり得ることが書かれていました。

 

その通りですよね。

ABLで上物の担保価値を認めてくれない場合、保全評価ゼロになるのは致し方なしです。

 

格付け評価上では太陽光設備を簿価で評価してくれることは知っていましたが

一つ疑問が・・。

 

あれ?太陽光用の土地は保全だけでなく、格付け評価上もほぼゼロ評価なのでは?ってことです。

路線価のない調整区域にある土地では評価が出づらいのは明白。

 

以前、銀行員に聞いたことがあります。

太陽光の土地は完全にゼロ評価なんですか?と。

 

銀行員「完全にゼロ評価にはならないですね・・(*_*;」

 

おう、、つまりほぼ評価出ないって言ってるようなもの。

苦しそうに答えて姿が印象的でした。

 

 

修正貸借対照表を考える

私たちが見ているBS。

銀行員は粉飾をしていないか疑い深く見るそうです。

 

  • 証明できないことをいいことに、ありもしない現金を何千万と計上していないか
  • 売掛金に毎年同じ項目(金額)が計上されていないか
  • 赤字にしないことを目的に、実質経費であるものを資産計上していないか
  • 土地の実質評価額との乖離はないか

 

実質的に資産計上できないものはマイナス。

土地の評価も購入した金額ではなく、路線価から割り出して銀行独自の掛け目をかけた数字で評価。

 

ん・・つまり・・太陽光用の評価は実質ゼロと見なされる可能性がある。

銀行員は表向きの数字であるBSを元に修正貸借対照表を作成。

バランスを保っていたBSが崩れて、実質債務超過と見なされている可能性がある・・。

 

普通にあり得ます。

上物である太陽光設備を簿価で評価してもらっても、土地をゼロ評価されたら資産評価額はのびづらいですよね。

 

 

土地値で後悔していること

長々とわかりづらいことを書きましたが、ようやく本題です。

太陽光投資で土地値を後悔しているってどういうこと?

 

太陽光設備を簿価で評価し、太陽光用の土地(調整区域にある土地)の評価がゼロに近づくのであれば、土地値の割合を少なくしておいた方が良かったのではないかと。

 

もう少しわかりやすく書きます。

太陽光発電所2000万円の場合。

 

発電設備一式 1500万円

土地   500万円

ではなく

 

発電設備一式 1900万円

土地   100万円

としておく方が銀行融資を進めていく上では良かったのではないか、ということです。

 

修正貸借対照表上では①では太陽光設備の簿価である1500万円の価値。

②では1900万円の価値。

 

となるのでは?と思ったんですよね。

ここまで書いておいてなんですが、これは私が勝手に考えていることであって銀行員に直接聞いてみないとわかりません。

 

ですが、これから太陽光を買おうとしている人の参考になるのでは、と思い書いてみました。

将来的に融資を進めやすくなるかもしれません(断言できず)。

 

分譲太陽光で、土地が販社名義に切り替わっており、土地値と設備の値段割合を変更できる場合には検討の余地がありそうです。

逆に、土地の名義が販社に切り替わっていない場合は考えないくて大丈夫。

土地の所有者に対して、契約書上だけでいいから土地値を安くしてほしいとは言えませんからね。

 

う~~ん、私自身土地値のこともう少し考えておくべきだったかも。

土地値の高い発電所を売却して、利益も出るようであればBS上の評価は上がり融資は出やすくなるんでしょうね(やらんけど)

 

ということで、コトトロ何言ってるのかわかんねーよと思った方も多いと思いますが、私はブログに日々考えていることを書き綴るスタイルな為、ご容赦ください(^-^;)

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コメント

  1. ガンガン より:

    なんか視点が間違ってるんですよね。

    太陽光発電と不動産投資を比較。
    これは実は比較するものではないんですよね。

    本来、太陽光発電所事業の比較は、普通の工場や製造業工場を持つ会社との比較をするべきなんです。

    工場の「敷地」や「箱物」、「機械」は、「売り先」「稼働」がないとほとんど価値がなく、つぶれた工場などは非常に安い価格で競売にかかったりしますよね。

    太陽光発電所も「敷地」「機械」には大した価値はなく、最大の価値は「売電事業の認可」なんですよね。

    ですから銀行屋さんに評価してくれっていうのが間違いで、本来はM&A屋さんにしか評価しづらいわけなんです。

    今の銀行さんが普通の企業を評価するには、個別の財産の中で「現金」などの流動資産で見るしかないんですよね。瞬間の担保価値は。

    それ以外は、事業のキャッシュフローや事業継続性と実績でしか見ていけないので、創業3年もしていないところは、キャッシュフローもギリギリ、返済実績や売り上げ実績も、まだまだな駆け出し企業なんですよ。普通は。

    これがIT企業なら創業3年で利益率が馬鹿高く、キャッシュリッチになりますから、銀行もその実績で、貸せますが、太陽光発電事業は良くて3割(36円案件を今頃とかですね)平均15~5%で回すのですからキャッシュフローも潤沢とは言えません。

    実は、太陽光発電事業投資は、安定しているだけの企業経営にすぎないので、レバレッジを効かせた不動産投資とは違うものと認識しないとやけどをすると思うんですけどね。
    表面利回りとかの表現や、土地や設備の投資が大部分で雇用が必要ないので不動産と似ていると考えられるんでしょうけども。