ブレーカー落ち!コトトロです。
太陽光事業者をつなぐSNSで知り合った大阪の太陽光仲間から緊急のSOSが入りました。
「エコめがねと監視カメラが何も見れなくなってしまったTT」
意外と知らない人も多そうだなと思ったのでブレーカートリップについて触れておきます。
緊急出動!現場へGO
大阪に住んでいて茨城県まで飛んで来るわけにもいきません。
私が逆の立場であればすぐに現場に向かってほしいと思うはず。
この時期の売電ロスが数日続くと痛い気持ちがよくわかるので、連絡がきた2時間後に現場へ向かいました。
事前に鍵の番号は聞いていたので中に入ります。
集電箱を手持ちの鍵で開けるとこんな状況でした。
やっぱりブレーカー落ちてる・・。
私も以前経験済みなので、中途半端に見えるメインブレーカーが落ちていることはわかりました。
この状態で注意してもらいたいのは、無理やりONに戻そうとすることなく、一度OFFに戻してからONにすること。
知らずに初めて対応するとONにできず焦ると思います。
無事復旧メインブレーカーがONになりました。
ONにしてもすぐにパワコンの運転ランプが付かないことも多いですが数分焦らずに待ちましょう。
そのうち運転を開始してくれるはず。
運転開始までのスピードはパワコンにより様々な印象です。
先人に対策を学ぶ
このブレーカー落ち、メインブレーカーに限らず子ブレーカーが落ちてしまう方も多い現象です。
理論上計算するとメインブレーカー300A、子ブレーカー30Aでギリギリ問題無いはずの発電所でも、落ちることがあるんですよね。
ブレーカートリップという現象です。
私も昔悩まされて勉強した記憶があります。
ブレーカーが落ちた!ブレーカーの定格電流は気にした方が良さそう | コトトロブログ – 好きな事をして生きていく (kototoro.com)
最近は地球環境が変わってきたのかバカみたいに暑い日がありますよね。
一昨日は本当に暑かった!
するとブレーカーは理論上の数値よりも落ちやすくなり、過電流が流れた時に起こるブレーカートリップと同じような現象になります。
バッシーさんの記事がわかりやすかったので載せておきます。
ホント厄介…暑い日のブレーカー落ち(~o~) | 太陽光で人生を楽しむ!?〜茨城県・脱サラ編〜 (bashieco.com)
メインブレーカーが300Aで頻繁にブレーカー落ちするようであれば、先人の方がされているように集電箱にガラリを設置して中の温度を下げる施策が必要になりそうです。
穴あけのホルソーを持っている業者さんへ依頼が必要ですね。
電気業者さんや建築のリフォーム会社さんでも対応できます。
他の方法として、300Aのブレーカーを400Aに変更する手もありますが、理論上300Aで問題ないと判断する太陽光業者も多いです。
無償で400Aブレーカーへの交換は期待薄なので、ガラリ設置作戦が無難かもしれませんね。
ではまた!
コメント
これ、テンパールの公式カタログに太陽光のブレーカー選定のお願いとして、
定格の80%で使ってねとあります。
つまり、300Aなら240Aまで。ちなみにKPVだと9台で258.3Aです。
また、ブレーカーのバイメタルの特性上60度で10%、70度で20%落ちるので、
熱いところに置くのはダメです。
正直設計ミスだと思います。
うちの周りも落ちるのはテンパールばかり。日東は落ちないですね。
自分はクレームいれて350Aにしてその後問題ないですよ。
krsさんコメントありがとうございます。
パネルの構成にもよりますが、350Aにしておきたいところですね。
うちもメインブレーカーはほとんど400Aに変えてもらいました。子ブレーカーも40A。やはり全く落ちなくなりました。
東電は幹線は300と350Aは100sqでOK。400Aだと150sqにしてといわれるそうです。
なので、300Aから350Aに変えるのはそれほどハードル高くないです。
が、電力会社によっては(中部?)だとかは300Aから350Aで幹線の太さ変えろと言われるみたいで350Aへの変更ができないそうな。
krsさん
なるほど~幹線の太さに関わる話に発展するんですか。
知りませんでした!
理論上350Aで十分カバーできるはずなので、無理して400Aに交換する必要なさそうですね。
勉強になりました!