新税!コトトロです。
太陽光業界を悪い意味で賑わしている美作市の愚行「太陽光新税」。
取れるところから取ってやろう
取りやすいところから取ってやろう
という自分勝手な悪法の計画が美作市(みまさかし)で進んでいます。
太陽光新税?内容を理解しよう
美作市が進めている太陽光新税の制定。
パネル1㎡当たり50円を2020年度から2030年度まで10年間課税しようとするものです。
課税対象は出力10kW以上の野立て事業用太陽光発電所。
建築物の屋根上に設置した太陽光パネルは含まれません。
1㎡当たり50円ということは、低圧の太陽光パネル面積が500㎡あれば年間2万5千円です。
10年間で25万・・。
利回り10%でギリギリ運営しているサラリーマン投資家であれば無視できない金額になります。
美作市さん、固定資産税二重取りですよ!
太陽光パネルの面積を基準に課税することは、固定資産税の課税標準と同じで「二重課税」となる可能性が大です。
秋本まさとしさんのサイトでも書かれている通り、「二重課税」は新税を制定する場合、総務大臣が同意をしてはいけない例外事由に当たります。
『例外事由』
国税又は他の地方税と課税標準を同じくし、かつ、住民の負担が著しく過重となること
太陽光パネルの面積を基準に課税することは、固定資産税の課税標準と同じなので、最終的には総務省は同意しないはず・・だと信じたい。
この新税案が通れば何でもありですよね。
美作市の案に総務省が同意すれば、国がお墨付きを与えたとして全国に広がっていくでしょう。
美作市さん、「再エネ推進」から逆行してますよ!
再エネ推進は国の指針です。
固定資産税二重取りで発電所運営を妨げる行為は、明らかに「再エネ推進」から逆行しています。
この点も総務省が同意をしない理由になると思いますが、どうでしょう・・。
有識者会議では一定の理解が得られた、との記事も目にしたので怪しいですね。
表向きは再エネ推進でも、原発削減が進んでいない状況を見ると期待できそうにありません。
やはり、美作市に対して抗議の声を上げて悪法阻止が必要です。
想定外を考えよう
まだ美作市だけの話で総務省も同意していないので、全国に広がるのは先だと思いますが、将来どうなるかわかりません。
・インボイスによる消費税納付
・託送料金の強制徴収
・太陽光パネル廃棄費用の強制積み立て
・太陽光パネル新税
「15年間は利益がでないけど、ラスト5年で利益が出ればいいや」
という考えでは想定外の事態には対応できません。
最悪の事態を想定してシミュレーションする。
悪法が制定されそうな場合は理論的に抗議をする。
大事なことですね。
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