問題勃発!太陽光フェンス設置ルールを確認しよう

太陽光発電

問題勃発!コトトロです。

明日連系予定の太陽光2号機ですが、太陽光配置、フェンスの問題が発生しました。

 

問題勃発!業者が勝手にレイアウト変更

当初の配置計画通りではなく、業者が勝手にレイアウトを変更しています。

問題1 フェンスと太陽光パネルが近い

レイアウト変更により、フェンスと太陽光パネルが近い場所があります。

人間が手を伸ばせば触れる箇所もあり、配慮が足りません。

 

問題2 パネルがフェンスを乗り越えている

パネルがフェンスを30cm以上飛び越えています。

該当箇所の下は生垣になっており、人がパネルに触れる場所ではありません(もちろん敷地境界線越境はありません)。

経産省ガイドラインに照らし合わせると、生垣など第三者が近づけない場所であればフェンスを設置しなくてもよいとされています。

除外規定1. フェンスや柵がなくても第三者が近づけない場所
除外規定2. 営農型太陽光発電で、フェンス・柵があると邪魔になる場所

 

しかし、太陽光パネルがフェンスを乗り越える計画になるのであれば、事前にオーナーに了解を取るのが普通の感覚です。

ここも配慮が足りていません。

 

レイアウト変更をした理由は?

電柱が敷地内に立っており、離隔を取る為にレイアウト変更が必要になったと主張しています。

ん~甘い。

電柱の位置は初めの段階でわかっていたでしょう・・。

北側隣家住民から3m程度フェンスを離してほしいと言われ、最終的に1m離すことにしたようです。

当初のパネル配置図は敷地ギリギリの設計なので、1mのフェンス移動で計画が変更になった可能性もありそうです。

 

対応策はあるのか

パネルがフェンスを乗り越えている問題に対して

まずはパネル配置を移動できるかどうか確認しようと思います。

その上でパネル移動の要求はしますが、パネルの位置変更は難しい問題です。

配線の長さ変更、配線計画の変更、パワコンとのバランス、既に打ったスクリュー杭の撤去、架台の撤去、工事車両の問題等、様々な問題クリアが必要になります。

訴訟を起こしてパネルレイアウトを変更させることは出来なくはないですが、発電上は問題ないのでそこまでする必要性を感じません。

問題1 フェンスとパネルが近い問題に対して

フェンス発注、一部フェンス作り直しで対応は可能かもしれません。

既存のフェンス支柱の足元がモルタルで固められているため、これをどうするかが問題になるくらいですね。

対応策を考える前に、業者が対応してくれるかどうかですが、基本的に難しいかなと感じています。

ガイドラインはあくまで基準であって法的義務はありませんからね。

建築業界でいうと、エコキュートの音問題が同じような事例です(対応経験済です)。

ガイドラインの内容と法的義務の間で揉める問題は多いです。

 

フェンス設置ガイドラインを確認しよう

経産省が出している事業計画ガイドラインに記載されています。

基準は大きく分けて5つです。

①フェンスと設備は外部から発電設備に触れない程度に配置すること
②フェンスの高さは簡単に人が入れない程度を確保すること
③フェンスの使用材料は簡単に取り除けないようにすること
④フェンスの入り口には施錠などをすること
⑤外部から見える位置に立ち入り禁止看板を付ける等の立ち入り防止処  置をすること
除外規定1:フェンスや柵がなくても第三者が近づけない場所はフェンスを設置しなくてよい
除外規定2:営農型太陽光発電で、フェンス・柵があると邪魔になる場所にはフェンスを設置しなくてよい

 

問題1はガイドライン①に抵触し、問題2は除外規定が適用される場所です。

ガイドライン①の内容を元にフェンス再設置などの処置を求めることはできますが、先ほども言ったようにガイドラインですからね・・。

まずは要求してどう出てくるか。

近々ブログにアップします。

 

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