私が太陽光発電所売却を考えない3つの理由

太陽光発電

発電所売却!?コトトロです。

 

最近太陽光発電所の売却熱が高まっているようで、売ってくださいチラシも相変わらずたくさん届きます。

現在私は太陽光発電所の売却を全く考えていないのですが、なぜ売却を視野に入れていないか自分の考えを述べていきます。

 

 

太陽光発電所の売却を検討したことがあるか?

早いもので太陽光発電所1基目を購入してから4年半が経過しました。

公庫から返済期間16年半で借り入れをしているため、返済完了まであと12年。

まだまだ先は長いですねw

 

5年前に太陽光投資の素晴らしさに気づいて動き出し、周りの方の協力があり10基まで所有することができました。

たまにパワコンが故障したり、草刈が大変だったりで全く不労所得ではありませんが、サラリーマンを辞めて次のステップへの足掛かりを作ることができています。

 

当時の判断は間違ってないと今でこそ自信を持って言えますが、1基目の時なんてドキドキでしたからね。

工事中に現地に行って発電所が無く逃げられていたらどうしよう、と本気で考えていたことがありますw

 

そんな私の人生にとって切っても切り離せない太陽光発電所。

今まで売却を検討したことがあるか?

と問わればこう答えます。

 

「売却検討したことはあります!でも今は考えていません」

 

3基目の発電所が三重県にあり、私は関東に住んでいます。

当時は観光ついでに見に行けるし、外注すれば何とかなるだろうと割と安易に考えていましたが、やっぱり三重県は遠いw

 

「三重発電所だけは売却してもいいかな~」と考えがよぎりました。

まぁ、何とか自分でたまに現地確認しながら草刈と現地の見回りを外注してみるか、と思い進めたのが発電家を繋ぐプロジェクト。

 

今では同じ境遇にある発電事業者にメンテを全てお願いし、発電所に立ち寄らなくなってしまいました。

 

360キロ離れた発電所をリモート管理している様子をご紹介 | コトトロブログ – 好きな事をして生きていく (kototoro.com)

 

おっと、身の上話はこのくらいにして、なぜ私が発電所の売却を検討しなくなったのか理由を3つ上げてみます。

 

 

理由①:売電単価が上がる可能性が高い

先日こんなツイートをしました。

 

野立ての発電所売電買取の話ではありませんが、nonFIt買取単価で13.8円/kWhは自分の中でかなり衝撃でした。

ツイートしたように、野立ての卒FIT買取単価が続々と出てくるのは8~9年後になると予想してます。

 

後出しが有利になるので、住宅用の卒FITと同じようにギリギリでワ~~~っと出てきますよ。

一部の投資家の火を付けてしまった13.8円/kWhという数字。

 

冷静にとらえた方がいいです。

2024年3月31日までの適用と記載されてますからね。

 

2024年3月31日過ぎたら単価下げる可能性は十分あると思います。

それでも、将来的に電気の買取単価が上昇傾向になるのは疑う余地はないかなと。

 

私は基本的に20年しか売電しない前提で将来設計していますが、20年以降も売電単価が8円を超えていれば終了させる理由は見当たりません。

 

 

理由②:太陽光発電所は40年間運用できると考えている

先ほど書いたように太陽光はFIT制度のもと20年の売電が確実なのが良い点。

良いことばかりではなく、廃棄費用の積み立てが始まることは決定し、インボイス、発電側基本料金も予断を許しません。

 

後出しじゃんけんでボディーブローのように効いてくる施策に対して私たちができることは事業の分散化。

太陽光だけには頼らず、別の柱を作り太陽光収入に手を付けなくとも生きていけるようにすべきと考えています。

 

ガチの事業者を目指すのも良いですが、才能や時間が少なくても取り組めるのが不動産だと思っています。

私も不動産で第二の柱作りに取り掛かっている最中です。

ようやく太陽光の収入には手を付けなくても生活費をカバーできる段階には来たので、勢いに乗ってもう少し柱を太くしてみようと考えています。

 

おっと、話が脱線した。

太陽光発電所が40年運営できるよ、という話をするつもりでしたw

 

低圧の太陽光発電所はザックリ言えば、架台、パネル、ケーブル、パネルで構成されているので、架台以外は交換が可能です。

もちろん交換費用はかかりますが、交換費用を見込んでおけばいいだけの話。

 

問題は架台が継続して利用できる状態にあるかどうか。

厳密にいえば架台も交換はできるものの、架台交換まで必要になると採算が合わない可能性が高いです。

 

常日頃から発電所に顔を出してパネルやパワコンだけでなく架台もチェック。

ボルトを増し締めし、錆びが発生していたら即除去(錆の上から塗る塗料が楽)。

架台を労わってあげましょう~。

 

 

理由③:廃棄費用積立を有効に使いたい

太陽光発電所の廃棄積立制度が始まりました。

外部積立が必要で買取期間後半の10年間が積立期間となります。

 

積立金額の単価は以下の通り。

 

買い取り単価によって変わりますが、低圧の太陽光だとざっくり年間5万円~15万円というところでしょうか。

これはもう決まってしまった制度なので駄々をこねても仕方ありませんw

(一部の事業者は外部積立を回避できます)

 

せっかくなら制度をうまく利用して将来のセーフティーネットとして活用していきましょう。

この制度は【廃棄】と名前が付いていますが、パネルの交換費用にあてることもできます。

 

20年を超えて運用すると気持ちを決めてしまえば、廃棄費用積立もそんなに恐れるものではありません。

積み立てている間に経費にできず、運用益も生まないデメリットはありますが・・。

 

私は多くの太陽光発電事業者と違い廃棄費用積立は仕方ないよな・・という考えです。

積立てせずにFIT期間が終了したら放置する事業者が続出するのは明らか。

 

家の空き家問題と同じで、権利関係に縛られて誰もどうしようもできない状態って不幸だと思うんですよね。

だからこそ、制度自体は仕方ないかなと。

せっかくなら良い方向に活用したいと考えています。

 

現状ではパネルのみ交換可能となっていますが、将来どうなっているかわかりませんし、ゴニョゴニョっと(自粛)

 

ということでw

私は太陽光発電所の廃棄を考えていないよ、というお話でした。

 

少なくとも、インボイス制度により消費税の益税分がどうなるのか、発電側基本料金が本当に発生するのかを見極めてから発電所の売却を考えても遅くないのでは?

と考えています。(発電側基本料金については今年方針が示される予定ですが、長引いて来年になるかも)

 

今回の記事は個人の意見でございます。

発電所を持ち続けるのも、売却するのも自由です。

 

ではまた!

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